トラベラーズチェック
トラベラーズチェックとは海外旅行者を対象に銀行が発給する小切手の一種で予め金額が記入されていており支払い時にサインだけして渡します。
普通の小切手と違い発給時に精算するので、当座預金口座は不要です。
盗難保証が付いていることから、かつては海外旅行者の多くがドル紙幣の代わりにトラベラーズチェックを持って出かけました。
ホテル、レストラン、観光地の土産物店などでは現金と同じように使えますが、現地の普通のお店には受け取りを拒否される場合もあるので、その場合には近くの銀行で現地通貨に両替してから使います。
最近はクレジットカードが普及したので、あまり使われなくなりましが、クレジットカードの加盟店の少ない地域で、現金を持ち込むには治安の心配があるような、ところでは、いまでもトラベラーズチェックは有効です。
海外の銀行で円を外貨に両替するよりもトラベラーズチェックを持ち込んだ方が有利なレートで換金できます。
トラベラーズチェックの最大のメリットはそこにあります。
また、発給後、使用前ににホルダーサインといって小切手の半券部分にサインをしておきます、支払い時にサインして渡す小切手本体と手元に残る半券(ホルダー)には同じナンバーが振られていて後で照会も可能なので盗難にあっても被害が生じにくい仕組みになっています。
仮に束ごと盗まれても、予めホルダー部にサインをしておけば不正利用される危険は小さいわけです。